2005-01-01から1年間の記事一覧

混沌

イランやイラク、シリア、アルメニア等のクルド人事情については全く知らないのだが、僅かながらトルコのクルド人については知己もいて、なんか現在の彼らを見ていると必ずしも「迫害されてる」というイメージだけでは括れない気がした。辛酸を経てきていて…

love and hatred

はてな内を徘徊していて、ある方が在日クルド人と日本人の結婚について書いておられるのを読んだ。うーん、このカップルはちょっと特殊なケースに当たるのかもしれないが、でもクルド人と日本人のカップルってそんなに稀な珍しい存在だったのか。 たまたま日…

そうかー、本当だったんですね

Ursula K. Le Guin's Website Gedo Senki: Earthsea from Studio Ghibli(って、ちゃんとリンク先まで見てないが)先頃話題になったジブリが『ゲド戦記』をアニメ化するっていうハナシが本日29日の更新にてお目見え。 このニュースを初めて知った時、疑うわ…

45-minute freedom

http://www.kurdistanobserver.com/ 12月28日のNews Snapshotには、トルコがついに国内でもクルド語でのTV放送を認めるようだと書かれていた。 The rogue Turkish regime indicated that it will allow private television stations to broadcast programmin…

日本でも来年3月から電子パスポートが発行されるとか

とりあえずICチップに組み込まれるのは顔写真のみらしいが、バイオメトリクス技術の導入って高度管理社会の極北が出現することでもある。なんか不気味。 また米国が既に実施しているように、日本でも全ての外国人に対し、出入国の際に指紋採取と顔写真撮影を…

just wondering

http://www.kurdistanobserver.com/ の12月25日掲載分にオジャランの甥を逮捕とのニュースが。アダナでPKKゲリラの勧誘をしていた疑いとのこと。現在、クルド人にとってオジャランってどのような位置づけにあるんだろう。

game meat

昨夜は鹿肉を食した。ホンマもんのジビエ、狩猟肉である。でも食べちゃっておきながらこんな事言うのもアレだが、うぁー、バンビちゃんが*1!と心中は些かフクザツなのだった。 普段はどこかで誰かがちゃんと解体処理してくれた肉が店頭できれいに並べられて…

あらためて見ていて気づいた

はてなキーワードのT・E・ロレンスのページに載ってるURL(http://homepage3.nifty.com/yagitani/index_ja.htm)って、『アラビアのロレンスを探して 揺れる英雄像』の翻訳者の八木谷さんのサイトなのねー。 上述の「手持ちのロレンス関連本」というのは、…

ロレンスでトルコとくれば

当然、ナヒ・ベイ*1となるわけだ(←やおい好き腐女子の発想と言われるか)。手持ちのロレンス関連本には「ベイ」とは「オスマン帝国の地方長官」という説明が載っており、大概デラア事件のくだりでは軍政官と訳されていて、私も初めは素直にそう捉えてたんだ…

力作でありましょう

「T・E・ロレンス」がはてなキーワード化されている! さっきトルコがらみのキーワードを見ていて偶然発見した。本日作成されたものらしく、出来たてほやほや。で、その定義、説明がかなりの分量があって詳細なのだ。作成者はロレンス・フリークの方かしら…

it is indeed a lose-lose situation

http://www.kurdistanobserver.com 12月8日にパムックの裁判についての続報あり。 Turkey Caught in Bind Over Novelist Trial 私もよそのことをどうこう言えるような国の民ではないと自覚しちゃいるが。いやー、トルコって国も相当しょーもない。

a personal note to remember

http://www.kurdmedia.com/articles.asp?id=10803

子供だっていろいろ大変なのよー

子供時代の一種独特のあの妙ちきりんなコミュニティは、大人になった今の自分から見れば他愛もないものと笑うことも出来るが、当時はそれこそもう自分の生きる唯一すべての世界だったわけで、人生のシュラバの一つと言ってよい、なかなか手強い*1空間であっ…

louis sachar

いつも拝読している喜八さんの所で(喜八ログ: 『穴』)、ルイス・サッカーの名前を知る。その内まとめて読んでみたい作家ってことで、とりあえず名前を覚えておこう。 米国児童文学つながりで、カニグズバーグを思い出す。

catch-22

今朝方、午前四時ちょっと前、突如鳴り響く電話のベルによって眠りを破られ、そのまま起床と相成る。時差があるから仕方ないとはわかっちゃいるが、なんとも冴えない一日の始まり。寝不足だからか、頭の芯が痛い。それにしてもー。予定や計画って首尾よく運…

dropped into chaos

http://www.kurdistanobserver.com/ 12月7日掲載分Turkey’s Nightmare: Violence In The east places An Obstacle On The Road To Europeうーん、人材不足という問題も大きいか。レイラ・ザーナの名も記事では出てきてるけど、有能で有力なクルド人政治家が…

それで日本はミンシュシュギなのか?ミンシュシュギって何よ?と思いつつ

http://www.kurdistanobserver.com/ 12月1日掲載の記事 The Trouble With Turkey (The 11月30日のBoston Globeからの転載)

達観の境地に至ったわけではない

もう感覚が麻痺してきたのかもしれない。それとも耐性がついたか。だから案外夜もぐっすり眠れちゃうんだろな。 不安や失望にも習慣性があるんだと気付いた。何度も経験すると効かなくなってくる。最初はこれらのもたらす衝撃をまともにくらい、リフレインが…

「トルコは一つ」っていうの、もうほころびだらけでしょ

http://www.kurdistanobserver.com/ 11月30日掲載 Turkish Premier's Remarks Stir Debate

シヴァン・ペルウェル Sivan Perwer

一見カールおじさんちっくで可愛らしいとか思ってしまうが、クルド音楽の大御所。ディヤルバクルからウルファの間の地域で生まれ育ったらしいが、1976年にトルコを離れて以来、戻ること能わず、現在はスウェーデン在住だとか。 関連して、↓こんな所を発見。…

レイラ・ザーナ Leyla Zana

新泉社■レイラ・ザーナ

ドゥルサン・アジャル Dursan Acar

そもそもは"weylo" という曲のことをネットで調べようとしてたのだ、漫然と、何とは無しに。そうしたらこれが引っ掛かってきたのだ。 Dursan Acar という人のCD "Traditional & Contemporary Music of Kurdistan " である。 ちなみに日本のアマゾンでは5曲目…

"isyankar" 好きでした。って、これしか知らんけど。

はてなキーワードに「ムスタファ・サンダル」が!彼がキーワード化されてたとは。 タルカンなら泣く子も黙る有名どころってことで驚かないが。でも特異な美意識を自認する私は、トルコ女子のみならず、タルカン素敵!と黄色い歓声を上げる世界各国の女子とは…

just an incident happening in the peripheral region

http://www.kurdistanobserver.com/ 11月23日掲載の記事より。 "Governor of Province Hakkari Removed After Riots"ってことで、とうとうハッカリのグルブズ知事(という表記でいいのか?)はその任を外され、代わりにトカット県のナスフベイオール知事がハ…

軍部が関与を否定しても、そんなん信じられんわと素人は思う

トルコ南東部はイランとの国境沿いの町、ハッケリ県シェムディンリでの書店爆破事件には穏やかでないものが匂う。この爆破事件を発端に軍隊や警察に対するデモが頻発してるし、やはり軍部への嫌悪や不信が根強いのが推測できる。 爆破犯と目される3人はいず…

who art thou? 

フジテレビの夕方のニュースにおける木村太郎氏の在り様が不可解だ。ニュースを読むでもなし、たまにコメントを差し挟むだけ(そのコメントも「だから何?」と言いたくなるような内容)。それをいかにも有り難そうに謹聴するアナウンサー達。 こういう不思議…

EMS追跡 その後の後

さて1ヶ月以上前に出したEMSは無事オットーの手に届いたのか。 否。 差出人である私の元に戻ってきたよ、ついさっき。もう日本の差出人宛てに戻してください、それで結構ですから、と頼んだのが10日ほど前。 追跡調査の結果、某国においてはEMSを扱うのは郵…

昔はものを思はざりけり

ユルマズ・ギュネイの『路』のことを思い出した。20年以上前の作品だ。私自身はこの映画を見てないんだけど、母が「とっても重かった」との感想を洩らしていたのを覚えている。あの頃はまさか自分が大人になってトルコやクルドがらみの事柄に関心を持つように…

ちょっと勇気が出てきて、希望が見えますな

経済状況や発展の具合が「西高東低」のトルコにおいて、最も貧しい後進地域と言われるのがトルコ南東部なわけだが、ここはクルド人の住む地域でもある。その封建的な空気のもと、殺人を含む、女性への暴力も少なくない。そんな南東部の町、ディヤルバクルで…

don't call it "honor"

http://www.kurdmedia.com/articles.asp?id=10594「家族の名誉」を守るための殺人は本国のみならず、欧州に渡ったイスラム系移民の間にも見られる。でもこれはイスラムの教えに基づくというより、そこから転じて、社会の中で醸成された掟や因習−人権、特に女…