2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

五十嵐一

イスラム研究者。1991年7月、何者かによって殺害される。 サルマン・ラシュディ『悪魔の詩』の日本語版翻訳者であったため、ホメイニ師によるラシュディ死刑宣告に関連した暗殺では、との見方が強かったが真相はどうだったのか。結局、明らかにされないまま1…

アブラは要るが、アラブは要らぬということか

五十嵐センセ、死んでも死に切れんことだろうて。こういうのを読むと噴飯通り越し、虚無感の黒い煙が目にしみて眠れなくなる。人殺しを、気の向くままに より。 実は、1973年からのOPEC諸国による石油輸出禁止措置の際、米国は、かなりの程度まで真…

読書のお作法

とりあえず『カルカッタ染色体』と『わたしの名は紅』のみ、不敬にもおっそろしく適当に読み齧る。で、後悔している。いや、作品がつまらないからじゃなくて、ついデタラメで乱暴な方法で読んでしまったことに対して。 大体、私は適当なページから行きつ戻り…

心の片隅にいつもロバータ

数日前から風邪をひいてしまい、熱、鼻水、咽喉の痛み、ってな具合で三重苦にヤラれている。今日からの三連休中に治さねば仕事に障る。でも声が変になってるので、今ならロバータ・マルドゥーンごっこができる*1。 ロバータは映画版だとジョン・リスゴーが演…

学芸総合誌・季刊『環』

藤原書店の雑誌(と気軽に呼べない値段だ)、定期購読のほうが若干お得なんだが、注文フォームがよくわからないー。最新号から購読する、ってのはダメなのか?そんなはずないだろ、と思うんだけど。 もしも図書館で扱ってれば、それをコピーするのがやっぱ得…

心地よく秘密めいたところ

ものすごく遠大な野望−といってもただの思いつきでしかない−が脳裏を掠め、一瞬おおっ!!と覚醒するが、数秒後には霧散。そのためにやらねばならんだろうアレコレが積み重なった山の標高を思うだけで疲れた。ああ、根性無し。言語習得だけならなんとかなる…

土耳古

こちらはオスマン軍楽隊メフテルのCDをピックアップ。イエニ・チェリの音楽だ。多分ジェッディン・デデンという曲が一番有名だと思う。子供の頃からこれを聞くとアドレナリン上昇して、血が騒ぐ。私のマントラ・テープ、活力剤と言える。 オルハン・パムクも…

印度

で、BGMはクーラ・シェイカー(govinda)くらいか、持ってるCDで印度ちっくなのというと。しかしインチキ臭いのー。あ、でも実家に壊れたシタールがあるわ。親が印度で買ってきたやつで、安物の粗悪品なもんで、すぐに弦がブチブチ切れてしまい、修理を頼むこ…

買ってしまった

アミタヴ・ゴーシュ『カルカッタ染色体』 『シャドウ・ラインズ 語られなかったインド』 オルハン・パムク『わたしの名は紅』カルカッタ染色体作者: アミタヴゴーシュ,Amitav Ghosh,伊藤真出版社/メーカー: DHC発売日: 2003/06メディア: 単行本購入: 2人 ク…

回想 whirling dervishes

もっと厳かなものを期待していたら、チャンチャラリン、という感じでスーフィーの音楽は意外と明るい。ダーヴィッシュの声は流石というべき、肌が粟立つ重低音。生憎と何言ってんだか私にはわからなかったのだが、とにかく苦みばしった渋い声で朗々と詠うお…

はてなキーワード「中国」

って、なんかすごい記述がしてあるのね。

脳天気な譫言だとしても

中国での反日デモの激しさに関しては、ことさら日本の残虐さ加減を強調してはいたずらに愛国心を煽る彼の国の歴史教育の影響もあるのでは、とか言われてるが、ネットで世界各国の多様な情報が閲覧できる現在、たとえガッコで偏った教育を受けてきたとしても…

調べてみました

andyさんのところ、http://d.hatena.ne.jp/andy22/20050411において、「hiero ヒエロ」とは何ぞやとのお話が面白かったので、とりあえず手持ちの辞書類を開き、ザザッと粗く調べてみる。私の場合、ヒエロと聞いてすぐに思い浮かぶのは「ヒエロファニー」、つ…

剣呑剣呑

身体と心。器用に区別できるものでないのは当然だが。 身体から始まって徐々に絡め取られていくその先には何が控えているのか、思いを致す。 ココロだけはなんとしても他者の干渉を許すまじ、それは己の最後の砦なり、との心意気は生きる縁ともなるが、時と…

或るところで、さる方々のコメントやらなんやらを拝見して、ふと思う

この歳になるとそんなの(自分はものを知らず、間違ったことを言ってしまうということ)わかってるんだから、(間違いをわざわざ指摘するなんてことは)どうでもいい、って?この発言の真意はなんだろう。別段悪意に満ちたコメントが付いてたわけでもないの…

新手の健康法だろうか

「セックス健康」なんていう奇態なワードで検索して来られても。 当方の日記でそげな情報、提供しておりましたかのー。 しかし、「セックス」とか「sukebe」で検索してくる人が跡を絶たない。期待はずれの結果になってるんであろうことを思うと、なぜだかち…

予感

学生時代はバックパッカーとして海外をちょくちょく旅していた。割合に長期(2ヶ月とか3ヶ月とか*1)の旅に出ることもあったが、いつも一人旅だった。というのも、皆それぞれ予定や都合があったり、各自行きたい国や地域がばらばらでまとまらなかったり、な…

妄想:ダンボールハウスとゲニウス・ロキ

そーゆー頭の良い建築家の方々の智恵と創意を錬成して、ダンボールやブルーシート等を用いた安価でおしゃれで快適な可動式居住空間モデルというのを作ってもらう。人と土地と住まいということを真正面から真っ当に捉えて練り上げたプラン。でもって実際の建…

丹下健三逝去と聞き

昔 、授業でモダンだのポストモダンだのといったことについて習ったな、と思い出した。だからどうした?ってなもんで、特に感慨もなにも無いけど、その時以来、建築家って哲学者なんだ、思想家なんだ!との認識を持ち続けている。やたらと難解な思索に耽って…