サムズダウン

図書館の死体 (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫)
図書館の美女 (ミステリアス・プレス文庫)
ジェフ・アボットの図書館シリーズ。『図書館の死体』『図書館の美女』を読んでみたが、つまらんのー。前者はまだいいとして、後者はもう読む気が持続せずに頓挫。主人公のポティート君も滅菌処理したオノコという感じで、薄味すぎるきらいはあるが、それは別に問題じゃない。何が一番つまらないかというと、ポティートの恋人として登場するテキサスのお姫様、キャンディス。彼女がイヤ。面白みに欠ける人間なんだわー。ポティート以上に薄味。実はビッチ的性分も持ってるのに、それがなんとも平々凡々としたしょーもない空疎なビッチぶりで欠伸が出る。まあ、お姫様だからしょうがない。キャンディスがパートナーとして今後ずっと出てくるのかと思うと・・・・・・多分、3作目にはもう手を出さないな。
彼女と対比した位置にいる女性陣のほうが断然魅力的だったりするんで(ルース・ウィルズ然り、ローナ・ウィアシンスキー然り)、セイレンケッパクなポティート館長にはぜひ一作目でヴァンプなルースと結ばれて欲しかったところ。で、ルースが手を染めている悪事にショックを受けながらも、ポティートは彼女と付き合うことを選ぶ。で、二人はコンビとして陰に陽に町の事件に関わっていく。町民に格好のゴシップネタを提供しつつ・・・ってな展開だったら面白かったかも。