just an incident happening in the peripheral region

http://www.kurdistanobserver.com/ 11月23日掲載の記事より。
"Governor of Province Hakkari Removed After Riots"ってことで、とうとうハッカリのグルブズ知事(という表記でいいのか?)はその任を外され、代わりにトカット県のナスフベイオール知事がハッカリ県知事に任命される事態に至ったそうで。暴動を指揮したとしてクルド人政治家を非難したというグルブズ知事だが、本人はクルド人じゃないんかの?ま、民族的出自モロモロよりも優先するものがあったっておかしくないんで、そこらへん身も蓋もなくがっちりとシビアな人がいることは意外じゃない。まさに海千山千の世界。

今回、在土邦人の方々のサイトやブログを探してみたところ、結構な数があるとわかってちょっとびっくりしている。いくつか拝見させてもらった限りでは、とりあえず現時点でこの暴動について言及してる方は皆無。あ、一人だけいたわ、トルコで働いてる青年が少し書いてたっけ。で、多数派を成すのはトルコ人と結婚してる日本人女性であって、優雅というかラブリーな主婦の生活っぷりばかりが目につく。トルコに暮らしてても南東部なんて辺境にはまず縁が無いってことなのかもしれないが、ハッカリの事件に関して彼女達が何も触れてないのが不思議だ。エルドアン首相が直接現地に出向いたりしてるから、TVニュースでも扱われてるはずだし、親類縁者をたどればクルド人とのつながりがどっかで出てきそうにも思うのだけど、もしかしてクルドとかPKKってヨソの世界のことのように扱われてる?ないしはアンタッチャブル
確かに迂闊には口にできないネタなのかもしれない。でも現地の空気を吸って生きる者として某かのコミットメント、というほど大そうなモンでなくとも、なんというか感想程度に多少の記述があってもいいんじゃないのー。