2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「トルコは一つ」っていうの、もうほころびだらけでしょ

http://www.kurdistanobserver.com/ 11月30日掲載 Turkish Premier's Remarks Stir Debate

シヴァン・ペルウェル Sivan Perwer

一見カールおじさんちっくで可愛らしいとか思ってしまうが、クルド音楽の大御所。ディヤルバクルからウルファの間の地域で生まれ育ったらしいが、1976年にトルコを離れて以来、戻ること能わず、現在はスウェーデン在住だとか。 関連して、↓こんな所を発見。…

レイラ・ザーナ Leyla Zana

新泉社■レイラ・ザーナ

ドゥルサン・アジャル Dursan Acar

そもそもは"weylo" という曲のことをネットで調べようとしてたのだ、漫然と、何とは無しに。そうしたらこれが引っ掛かってきたのだ。 Dursan Acar という人のCD "Traditional & Contemporary Music of Kurdistan " である。 ちなみに日本のアマゾンでは5曲目…

"isyankar" 好きでした。って、これしか知らんけど。

はてなキーワードに「ムスタファ・サンダル」が!彼がキーワード化されてたとは。 タルカンなら泣く子も黙る有名どころってことで驚かないが。でも特異な美意識を自認する私は、トルコ女子のみならず、タルカン素敵!と黄色い歓声を上げる世界各国の女子とは…

just an incident happening in the peripheral region

http://www.kurdistanobserver.com/ 11月23日掲載の記事より。 "Governor of Province Hakkari Removed After Riots"ってことで、とうとうハッカリのグルブズ知事(という表記でいいのか?)はその任を外され、代わりにトカット県のナスフベイオール知事がハ…

軍部が関与を否定しても、そんなん信じられんわと素人は思う

トルコ南東部はイランとの国境沿いの町、ハッケリ県シェムディンリでの書店爆破事件には穏やかでないものが匂う。この爆破事件を発端に軍隊や警察に対するデモが頻発してるし、やはり軍部への嫌悪や不信が根強いのが推測できる。 爆破犯と目される3人はいず…

who art thou? 

フジテレビの夕方のニュースにおける木村太郎氏の在り様が不可解だ。ニュースを読むでもなし、たまにコメントを差し挟むだけ(そのコメントも「だから何?」と言いたくなるような内容)。それをいかにも有り難そうに謹聴するアナウンサー達。 こういう不思議…

EMS追跡 その後の後

さて1ヶ月以上前に出したEMSは無事オットーの手に届いたのか。 否。 差出人である私の元に戻ってきたよ、ついさっき。もう日本の差出人宛てに戻してください、それで結構ですから、と頼んだのが10日ほど前。 追跡調査の結果、某国においてはEMSを扱うのは郵…

昔はものを思はざりけり

ユルマズ・ギュネイの『路』のことを思い出した。20年以上前の作品だ。私自身はこの映画を見てないんだけど、母が「とっても重かった」との感想を洩らしていたのを覚えている。あの頃はまさか自分が大人になってトルコやクルドがらみの事柄に関心を持つように…

ちょっと勇気が出てきて、希望が見えますな

経済状況や発展の具合が「西高東低」のトルコにおいて、最も貧しい後進地域と言われるのがトルコ南東部なわけだが、ここはクルド人の住む地域でもある。その封建的な空気のもと、殺人を含む、女性への暴力も少なくない。そんな南東部の町、ディヤルバクルで…

don't call it "honor"

http://www.kurdmedia.com/articles.asp?id=10594「家族の名誉」を守るための殺人は本国のみならず、欧州に渡ったイスラム系移民の間にも見られる。でもこれはイスラムの教えに基づくというより、そこから転じて、社会の中で醸成された掟や因習−人権、特に女…

玉本英子監督『ザルミーナ物語 公開処刑されたアフガン女性』

マヌケなことに今夏東京での上映を見逃しちゃったのだが、とても見たいと思っている作品である。

ルーブナ・メリアンヌ Loubna Meliane

こんなん出てたのね。『自由に生きる―フランスを揺がすムスリムの女たち』フランスの多文化・抑圧状況がうかがえる,アラブ系若手女性活動家の半生記: みちくさ(Michikusa) ↑にて、紹介されていた。先日久々に古本や新刊とりまぜ書籍大量購入したばかりで、…

そこまで私たちは自由で孤独な地平にまで行けるのかわからない

この「共通基盤」に対して、あるいはそういう「共通基盤」を前提とすることに対しての異議申立てが生じた時、どうなるのか。共通基盤内でうまく折り合いをつけられる場合はいいだろうが、所詮フランスが定めた「共通基盤」とやらに則って自分たちの文化を意…

"culture" is a slippery word to capture

またも引き続きフランス事情を求め、しばしネットを徘徊してみる。はあ、そうですか、という感じで毒にも薬にもならない内容のブログも散見される中、気になったのは「みんな高い税金払ってるのに。この暴動によってまたしても文句たれのアラブ・アフリカ系ば…

ゲットーの女たち

第2次大戦前の東欧なんかのユダヤ人ゲットー。デナンクスの『記憶のための殺人』におけるアルジェリア人の生活ぶりのくだりを読んで頭に浮かんだイメージである。デナンクスの描写がどれほど当時の状況を正しく伝えるものなのかは不明だが。 時は1961年、カ…

ティエリ・ジョンケ Thierry Jonquet

アマゾンで確認すると日本ではハヤカワ・ミステリから出てるものがあるみたいだ。↓で紹介されてるノンフィクション作品Jours tranquilles à Belleville (『ベルヴィルの静かな日々』)、読んでみたくなった。日本では出版されてないようだけど。 で、以下の…

ディディエ・デナンクス Didier Daeninckx  

デナンクスなど「五月革命世代の左翼ノワール作家」については下記のページ↓が詳しくて面白い。以前デナンクスについて調べていた時に発見し、おお!と唸らされたサイト。私にはわからない固有名詞だらけなのが悲しいが、怒りまくってるデナンクスの様子がう…

emigrants and immigrants

フランスでの暴動のニュースを知り、デナンクスを思う。今回の暴動が最初に始まったサン・ドニはディディエ・デナンクスの出身地であること、そして彼自身もフランス系フランス人ではあるが「低家賃住宅団地」育ちのいわゆる労働者階級であること、などが記…