土耳古

こちらはオスマン軍楽隊メフテルのCDをピックアップ。イエニ・チェリの音楽だ。多分ジェッディン・デデンという曲が一番有名だと思う。子供の頃からこれを聞くとアドレナリン上昇して、血が騒ぐ。私のマントラ・テープ、活力剤と言える。
オルハン・パムクもまごうかたなきエリート。この人の作品をフツーの土耳古人が愛読してるとは思えないんだけど。前にも日記に書いたように思うが、日本で翻訳・紹介されるのは英米作品が主流なんだろう。で、出版業界における辺境国に関しては、第一級の文学と目されるものでなければ翻訳、刊行されにくいんだろう。だからオルハン・パムクあたりは日本でも取り上げられやすいんじゃないか。しかも今回パムクの本は藤原書店が出してるし、それだけでもなんだか歯応えありそうな様子がアリアリ、というのは偏見だとして。ちょっと私には手に余りそうな予感。ま、土耳古は個人的にあまり好きな国ではないんだけど(あ、言っちゃった)、こういう作品をものする作家も当然存在するのだ、ということでちょっぴり見直す。