回想 whirling dervishes

もっと厳かなものを期待していたら、チャンチャラリン、という感じでスーフィーの音楽は意外と明るい。ダーヴィッシュの声は流石というべき、肌が粟立つ重低音。生憎と何言ってんだか私にはわからなかったのだが、とにかく苦みばしった渋い声で朗々と詠うお坊様。旋舞はちょっと適当っぽい感じもするんだけど、見てて飽きない。しかし要所要所での声明というか読経というか、あの声にはしびれた。坊様って皆そうかも。良いお声だ。
意味を解しない者の上にも言霊って働くものなのか。
マントラ・テープがダーサを目覚めさせ活力を与えるように、音(楽)によって開かれるものがある。