アブラは要るが、アラブは要らぬということか

五十嵐センセ、死んでも死に切れんことだろうて。こういうのを読むと噴飯通り越し、虚無感の黒い煙が目にしみて眠れなくなる。

人殺しを、気の向くままに より。

実は、1973年からのOPEC諸国による石油輸出禁止措置の際、米国は、かなりの程度まで真剣に、アラブの産油国を武力で侵略し制圧して石油を支配することを検討したことがあります。

で、キッシンジャーは本気でそんなこと唱えてたんかい、と探してみて見つけたところが以下のサイト。

http://www.eforum.jp/shihou/30years1.htm
The Thirty-Year Itch – Mother Jones
http://www.motherjones.com/news/feature/2003/03/ma_273_01-2.html

割れ鍋に閉じ蓋というか、亡命イラク人の方にも石油を餌に己が栄華を得ようという魂胆ありだし。
操り人形のように生きて死ぬる人生、自分の存在の意味の無さ、といったことを嫌な形で知らしめられる。それは無常感と呼ぶようなキレイな姿であるはずがなく、圧倒的な強欲さの前には為す術無し、との悪寒を伴う痛覚。