なんつーか

何度か覘いてみたことのある、とあるブログが件のフランスの法案可決について語っておられたので、初めてそこにコメントを書き込んでみた。
で、その後に続いてコメント入れておられた方はそこでは常連のようなんだが、ひょっとして私のコメントを敵対的なものと判断なすったのだろうか。彼女のコメントからそこはかとなく漂う(私の書き込んだ内容に向けての)不快感というか嫌味なトーンをキャッチ。こういうセンサーは時として無駄に鋭かったりするんだー、私。でも無論誤読の余地がないほどはっきりと書いておられるわけじゃないし、ふんわりぼんやり曖昧に、なんとでも受け取れるような書き方だから、私の考えすぎ?過敏反応?とも思ったりしたんだけど。

特に引っかかったのは次のようなくだり。

自分はトルコ東部で数年暮らした事があるが、北クルディスタンなんていう地域があるとは確認していない。悪しからず。

↑もちろんこれは原文ママではないが、こんな内容で、末尾の「悪しからず」がなんだかカチンときたんだよなー。悪しからず、なんて思っちゃいないだろーて。ま、私も器が小さいとは思うけどー、でも彼女、冒頭から「アルメニア人がトルコ人を虐殺したことも看過すべきでない」って書いてるしさー。私のコメントがかなり気に障ったのかも、と思われて。

で、はい、ここから妄想炸裂。
彼女はトルコ人のご主人とお子さんとともにトルコで暮らしている日本人女性で、結婚なさってもう長いのだとか。ご主人は転勤族だそうで、数年おきにトルコ国内で引っ越しを繰り返す生活らしい。
トルコでも大手企業は転勤あるだろう、でもそれほど頻繁じゃないと思う。2〜3年程度で各地に転勤、となると公務員か。または軍人。
で、こないだまでおられた場所がかなりの僻地だったりするようなんで、それ軍の基地があるとこじゃないのか、ってことはご主人は職業軍人なのでは?と推測してみる。
だとすれば、クルドがどうとかアルメニアがどうとかいうコメントを好意的には捉えられないだろうし、嫌味のひとつも言いたくなるかもしれん、と一人納得。
しかし、彼女の言は「私達日本人はえてして欧米経由の知識や教育で他の国を批判し云々」とトルコ政府側の論理を擁護したい風だったけれど、欧米近代の合理主義的精神って言えば、トルコではある意味最も強くその影響を受けている(はず)ものの筆頭が軍隊だからなー。皮肉なことよのう。
とにかくご主人が軍人だし、クルド問題には私とは違うベクトルで敏感な方なのだろーかー。
で、コメント内で私がほんのちょびっと触れた、トルコのアルメニア虐殺問題から想起した南京虐殺や日本の来し方への自省に関しても、何かしら反応が来るかと思ったけど、こちらは見事にスルー。
まあ、ブログ主さんからのリプライコメントもまだだし、後日何らかの言及があるかもしれないけどさ。