一体またどういう流れで?

先日「トルコによるアルメニア人虐殺を否定すると処罰される」という法案がフランス国民議会の下院で可決された。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20061013dde007030058000c.html
2006-10-13 アルメニア人虐殺否定処罰法、仏国民議会が圧倒的多数で承認(Milliyet紙)

アルメニア側のプロパガンダやロビー活動が功を奏したってことかい?と勝手に妄想してたんだけど、フランスでは実際のところどのような過程があってこの法案が起草、提出され可決されるまでに至ったんだろうか。
昨年、移民騒動が報じられた際はフランスでの移民を取り巻く状況ってどうなのよ?と冷淡な視線を送っていたものだが、その後もちょっとブログ等で関連記事やら関連しない記事やらごたまぜに追いかけて読んでいくにつれ、「おお、やはり腐ってもフランス」との印象を受けた。理不尽なことや不当なことを指摘すればちゃんと傾聴してくれる人々の国だなー、と。無論老獪なツワモノらによるどす黒い海千山千の駆け引きだってあるわけだが、理想をストレートに語り、保持することも意外と許容されているのかも、理想がヘンに潰されずに生育できる環境なのかも、と思ったりしたのだ。
だからなんでまたこの度の法案は可決されたんだろうか、と不思議なんだよなー。