it seems way too epic

ディズニー制作のナルニア映画、最近TVで宣伝されているのをちょくちょく見るけど、あまりにも壮大すぎるというか、画面から匂う過度の叙事詩的重厚感に「あれ、ナルニアってこんなに大仰な話だったっけ?」と思ってしまう。
善と悪の戦いなんてのには興味の無い子供だったものだから、偉大なるライオンのアスランは大して重要な存在ではなかったのだ。私の中ではなんといっても「ふくら熊」の印象が一番強く残っているからなー*1、ほのぼのとした、ネズビットのような英国児童文学の系譜にある楽しいお話、ってイメージが強い。
LOTRも映画を観ていないので、実際のところは何ともわからないが、あの映画の語り口もやたらと仰々しくて英雄チックに過ぎるんじゃないのかという気がしている。

*1:ふくら熊の、驚きのあまり思わず手を口に入れてしまう「びっくりしちゃった」姿、私はこれが大好きで、昔からことある毎にその場面を話して聞かせては仕草も真似していた為、驚いて口に手を入れるポーズはすっかり我が家に定着し、その名も「ふくら熊」として呼び慣わされている。