今やレーチョールイって名前負けしてる感ありあり

霊長-----霊妙不思議な力を持つすぐれたもの。万物のかしら。人類。
Homo sapiens (ラテン語)-----知性人・叡智人の意。現生人類の学名。新人。
sapient (英語)-----very wise, having great wisdom and discernment


霊長……これ、もとは中国の言葉のようだが、「霊長類」という日本語として表されるに至った物語に興味を覚える。いつ、誰が、どういう経緯で名付けたんだろう。そしてそこにはどういった意図や希望や幻想や妄念など諸々の思いがあったのか。社会の風潮とか時代背景も映しこんでそうだなーと思いつつ、少なくとも英語の"sapient"やその名詞形である"sapience"を見る限り、賢いという意味はあっても、どうも霊長というにはちょっとそぐわないというか、それほどの大きな概念は持ってなさそうな感じがするんだけど*1。ま、ラテン語とはそこらへんちょっと違ってるのかもしれない。
もしも今、新たに名付けるとしたらどういった言葉が候補にあがるんだろか。

*1:これについて少々調べてみるに、霊長類はprimatesであって、ホモ・サピエンス=霊長というんではないのだった。じゃ、primatesの語源primasは?というと、principal, firstということ、つまり第一の、第一位、第一人者という意味を持つ。うーん、でもこれも霊長という語と比肩できるほど大きなものでもないような。