味覚の鋭さは知性に通ず

知性に関するいかほどの思い入れが「サピエンス」というラテン語に内包されているのかよく知らないが、どうやらsapiensというのはsapereから派生した語のようで(sapereの現在分詞形)、その意味するところはto taste, be wiseってことらしい。この味覚、知性という各々の流れにおいて、sapereを語源に持つ英語が幾つか存在する様子だ。
味覚や味わいという言葉がひいては趣味嗜好、ものを見る目とか価値判断なんかにつながるのは日本語でも同じだから、この両者が元来は同じ一つの語であるというのも、なんとなくわからなくはないなー。
ってことは、むむむ、味覚の鋭さは知性に通じるってことかい?なるほど。