1909年2月17日

ジェロニモマルセ太郎って似てるなーと浮かれていたら、本日2月17日はなんとジェロニモの命日であった。
1886年の最後の降伏後は合衆国の管理下に置かれ、再び生まれ故郷*1に戻ることもあたわず、オクラホマにあるアパッチ族墓地に埋葬されたという。


その墓地があるのがU.S. Army Field Artillery and Fort Sill Museum。シル砦という表記でよいのか、またはフォートシルというべきか。かつては合衆国陸軍の騎兵隊が駐屯していた砦−西部劇で描かれるアラモ砦とかなんかああいった感じ?−だったらしいが、現在は陸軍野戦砲兵隊駐屯地になっている。ジェロニモやインディアンに関する展示施設があり、見学可能みたい。
1894年にジェロニモは341人のアパッチ族の人々とともにこの砦に連れてこられ、1909年に肺炎で世を去った。

砦の創建の歴史*2は1869年にまで遡ることができるってことで、まあなんつーか、史的価値、特に合衆国陸軍からすれば重要な歴史的意味のある地なんだろうけど、でもなー、軍の施設だし、野戦砲兵学校もあったりして野戦砲兵隊のメッカと称されてるし、ここで訓練した兵をイラクにも送ってるらしいし、なーんだかジェロニモらの魂の安眠地にはふさわしくない、キナ臭い場所のように感じるわ。

*1:アパッチ族にはいくつかの小部族があるが、彼等の土地は現在の合衆国南西部、ニューメキシコ州アリゾナ州の辺り。ナバホやホピとかの住んでいる地域にも近いらしい。

*2:詳しくはこちらに述べられている。http://www.americanindians.com/FortSillOK.htm