ルサンチマン再考

誰もが大なり小なり宿していると思われるルサンチマンというもの、先日別の件でその奇怪な姿をチラと見たような気がしているんだが、これはいささか背筋が凍る、というのは誇張だとしても、冷え冷えとした心持ちになる経験であった。
だがアレクシーについて物思うてみるに、そこには否定的な面ばかりでなく、諸々の相があるものなんだなー、と創造の可能性も含んでいることに気付く。この感情は扱いにてこずるものではあるけれど、そして下手すると全く非生産的な結果しかもたらしかねない危険なものであるのだろうけれど、しかし賢く育てていけば、堅牢な壁をも突破するような圧倒的な力を備えた創造性を産むこともあるんだな、と。