吃驚したこと

私は作家だとか、public figureなどについての好き嫌いを表明するのは、全く問題の無い、普通のことだと思っており(だって単なる好きとか嫌いっていう話だし)、私が好きな作家や俳優や作品に関して、誰かに嫌いだと言われても、ああ、そういう人もいるよね、そういう見方もあるかもな、ということで全く腹立たしくは感じないのだが、ある方もそういう寛容なスタンスでもって、自分の好き嫌いについての異論反論は各人の好みの問題として受け入れておられるのだと思っていた。だがしかし、これがとんでもない誤解であったことが判明。さらには私がこれまでコメント欄に入れた感想や意見を中傷だとして、事態をさらに悪化させたものであるかのごとく、ネガティブに捉えておいでだったとは…ただただ唖然とするばかり。自由闊達に意見を述べ合い、それによって認識を新たにしたり、納得したり、いや、やっぱ違うんじゃないかと反証材料を考えることでより深い洞察に導かれたり、いろんな刺激を受けることができて楽しいなあ、と私自身は感じていたんだが、向こうは全然そうじゃなかったのだ。でもご本人も、独学が長かったので批判も含めて他人からの意見や感想が貰えるのは貴重だし嬉しい、ってなことを確か言っておられたように記憶しているんだが、これは本心ではなかったのだろうか。
つくづくルサンチマンとはこういうものなのかと、かの人に巣食っているらしいその恐るべき姿を見てしまったような気がする。