追記

http://www.kurdmedia.com/news.asp?id=13426

↑はロイター発のようだが、http://www.kurdmedia.com/経由で目にしたニュース。

オルハン・パムクノーベル文学賞は純粋に文学、芸術的な観点のみに基づいて授与されたわけではなく、トルコにおける言論の自由を鑑み、パムクの「トルコによるアルメニア人虐殺はあった」発言が引き起こした政治的問題への配慮があったのではないか、という見方をアンカラで活躍する政治アナリスト(名前から推しておそらくトルコ人。もしかして外国籍の方かもしれないが、少なくとも先祖はトルコ人だろう。)が示している。

朝日新聞だったかな、先日読んだ彼のノーベル文学賞受賞記事でもアルメニア人虐殺発言のことが触れられていたっけ。トルコのEU加盟にも関係して注目されているネタだし、この話は今後もついてまわるんだろう*1。本人としては、もう政治絡みのあれやこれやにはもううんざり、といった心境だったりするかも。
でもなー、ちょっとビル・ゲイツ似のパムク氏であるが、この発言をしたことでかなりの偉丈夫っぷりを見せてくれた。オットコマエですなー!少なくとも私はそう思うわ。

*1:2006-10-13 アルメニア人虐殺否定処罰法、仏国民議会が圧倒的多数で承認(Milliyet紙) アルメニア人虐殺を否定した場合は実刑および罰金刑に処す、とかいう法案がフランスで採択されるかもしれないとか。怖いなー。アルメニアの猛烈なプロパガンダの成果なのか?