マイペンライ

「クーデターっていっても至ってのどか。戦車と並んで記念撮影してる人とかいるし。私達も大丈夫、心配しないで」
タイ人の友人からのメールにはそう書いてあった。
「クーデター」と聞くとそのやたらと不穏な響きにオソロシゲな事態が繰り広げられてるんじゃないのかー、とつい想像してしまうが、彼女の説明によれば、タクシン首相への不満が溢れていたタイ国世間一般の感想は「おし、よくやった」ってなものらしい。
友人は明日はもう普通に仕事がある予定だと言う。で、今日は日がな一日自宅でインターネットやテレビでニュースをチェックしてたそうだ。昨夜からずっとテレビでクーデターの動向をウォッチしてたからすごく眠いわー、とな。
彼女は新聞記者だから、といっても担当は文化芸術欄だけど、やっぱクーデターなんて勃発しちゃったからにはさぞ忙しく走り回ってることだろう、と思ってたのに、あら、ノンビリしてたのねー。
本当はなんかの記者会見に行く予定だったらしいが、会見自体キャンセルになったので、今日はずっと家で過ごしていたのだとか。同じ新聞社でカメラマンとして働くもう一人の友人もやはり本日は自宅待機、というか仕事はお休み〜ということだったらしい。

ふぁい、とにかくオオゴトでなくて良かったっす。