ファンタジーやSFを書く、白人ではない作家

あと、これは前から思っていたけど、非白人の書き手の少なさも気になる。
日本のファンタジー作家ですぐに思いつくのは、荻原規子。荻原さんははてなキーワードになっているし、作品の英訳もされてるし、かなり認知度はあるのだろう。彼女は日本のハイ・ファンタジーを読みたいとずっと思っていたそうだ。じゃあ自分で書いてみよう、と思い立ち、そうして生まれたのが『空色勾玉』だったとか。
黒人のファンタジー作家っていうのは寡聞にして知らないが、SF畑ならサミュエル・ディレイニーが頭に浮かぶ。最近知ったのは、オクタヴィア・バトラー(Octavia Butler)という女性SF作家。私の中では読んでみたい人リストに入っている。彼女もヒューゴーとネビュラの両方を獲っており、自らをフェミニストと呼んでいるけれど、「女性」「黒人」ときてさらに土俵とするジャンルが「SF」であれば当然か。
残念な事に彼女はつい先頃、2月24日に亡くなったようだ。Octavia E. Butler - Wikipedia
ウィキペディアによると、死因については「転んで頭を打った際の頭部損傷」と報じるものと、「脳梗塞によるものらしい」とする2つの説があるらしいが、いずれにしてもまだ若いのに。惜しい。