ノーベル文学賞

目下新聞を取っていない為、ニュースというものはテレビかネットで知ることが多い。今年のノーベル文学賞は英国のピンター氏が受賞、というのもネット経由でちらりと目にしたのみ。で、その時、全く偶然に何故かふとオルハン・パムクのことが頭に浮かび、この人もその内受賞するのと違うかなー、と思ったりしていた*1。そしたら今日になって、なんと今回の文学賞選考の際、実際にパムクの名が取り沙汰されていたと知った。我ながら情報が遅い奴だと思うわ。

http://www.asahi.com/international/update/1012/007.html

ふーん。そういえばトルコから虐殺を逃れてシリアに移り住んでいるアルメニア人っての、聞いたことがある。トルコもなー、おう、EU加盟だ!と騒ぐ前にキプロスとかクルドの問題とかいろいろ取り組まなきゃならないことどもが山積してそう。つか、EU加盟してそれでどうするんじゃ、と思うけど。莫大な富と権力が集中してる一部の人間だけが得する極端に歪な構造が変わらん限り、あまり国民一般レベルでの幸福とか繁栄とかにはつながらないんじゃないか?

ま、ノーベル賞について言えば、受賞者決定に至るまでにどのような配慮や駆け引きがあるのかなんて私などの与かり知るところではないのだけれど、平和賞に限らず、文学賞でもバックステージではやっぱ複雑な思いやら怨念やらが渦巻いてるんだろうな、と唸ってしまった。

*1:パムクっていかにもノーベル賞向きという匂いがするから。ミステリーやSF、ファンタジーを専ら自分の土俵とする作家が受賞、ってことはあり得るのかしら。