nazi hunter

9月20日、サイモン・ウィーゼンタール氏逝去。

氏のことを初めて知ったのは、フォーサイスの『オデッサ・ファイル』によってだったと思う。
当時米国のガッコに通っていたのだが、何故か授業と関係ないSFやら歴史モノやらといったいろんなジャンルのブック・レポートをしょっちゅう課すMR.Wという先生がおり、ある時私はそのブック・レポートに『オデッサ・ファイル』を選んだのだった。しかし、この選択にはMR.Wもなんと思ったか。今となっては全部良い思い出だ、ということにしておこう。
ナチの残党が南米に逃げ現地で普通に暮らしてる、という事実を私はこの本で初めて知り、いやー、驚いたものだ。彼らを追いつめるウィーゼンタール氏のことはナチ・ハンターとかいうドキュメンタリーにもなっててTVでしばしば放映されていたっけ。以来、氏については古強者との印象を抱いてきたが、とうとうお亡くなりになったのか。合掌。