rhus coriora, a.k.a. sumac
スマックという香辛料がある。
見た目も味わいも赤紫蘇ふりかけの「ゆかり」そっくりなスマック*1。サラダに混ぜてあえれば野菜がきれいな赤葡萄酒色に染まり、酸味もきいた素敵な一品となる。御飯にかければまさに「ゆかり」御飯。
して、その実体は?
初めてスマックを食した時から、これ、一体何なんだろう、と疑問だったが、実はウルシ属の植物なのだそう。先日、母親の本棚から拝借したハーブとスパイスの本を眺めていたら載っていた。
- 作者: マリートゥリュウビー,豊岡真美
- 出版社/メーカー: CBS・ソニー出版
- 発売日: 1989/04/28
- メディア: ペーパーバック
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インディアンは北米原産のウルシ属植物(rhus glabra)の赤い実からリキュールを作る、このrhus glabraも酸味を帯びている、とも書いてあるが、酸味があるのがウルシ属の特徴なのか?酸っぱいもの好きとしては、大いに結構である。
が、食用となるのはシシリアン・スマック(rhus coriora)のみ、他の約50種類のスマックは有毒らしい。わわ、ウルシの仲間ならそりゃ有毒だろうよ!と少しビビる。
ただウルシの木に触れずとも、その近くを通っただけでかぶれちゃってエライ目にあう私、かなーりウルシに対して過敏に反応する体質のようなんだが、スマック(もちろん食用のものだけど)を口にしてもなんともなかったのが、ちょっと不思議である。
*1:惜しむらくはあの紫蘇の芳香は期待できないことだ。残念。