NHKスペシャル『21世紀の潮流 アフリカ・ゼロ年』 第1回 ジェノサイドを止めるのは誰か-スーダン・ダルフール紛争-

いろんな意味でやりきれない気分になった。当番組をちょっと見た程度では所詮無理なんだろうけど、紛争の種も結局よくわからない。
国連は何もしてくれない、とAUアフリカ連合)が対応しようとしてるらしいけど。
しかしスーダンに限らず、国連の御旗のもとに集えばなんとかなる!と信じてる人なんて今やどこに存在するのだ。
国連というのは加盟国それぞれの利害や思惑でのみ動く「これこそ政治やね」という殺伐とした組織なわけで、そういうんじゃない完全なる第三者機関があらまほしきことよ、と嘆息する。
なんというか、各国の代表者は任期の間、国籍含めあらゆる意味で母国を一時離れ、その機関に属する地球市民とでもいうような身分でもって働く、己の国家の権益や利害云々では振りまわされない、振りまわされてはならない、独立した機関。で、運営費は各国のGNPとかなにか経済を考える上での指標となるものに基づいて算出された割合で全人類一人一人が等しく負担する。
…といったことをつらつら考えてしまう。寝言というなかれ。私なんぞが無い知恵絞ってかような夢想に浸らずとも、世界の頭脳がちょいと時間と労力割いて本気で取り組めば、とにかくなんかもっと有効な組織を作れそうに思うんだよな。