芸能莫迦舞台−粘着芸

最近あるサイトで氏の関わる怒涛のコメント応酬を目にして、その内容がどうのというよりもなにも、氏のなんだかものすごい絡み具合、粘着っぷりにアテられてしまい、いやー、ちょっとこの人の評論とか読んでみたくなってきた(ホントか?)。そこでも己の主張を手を変え品を変えひたすらしつこくしつこく粘って粘ってリピート、という感じで論が展開されとるんだろうか。
件のコメント欄で氏が言わんとしてることはおそらく、映画に関してなんらかの言及をおこなうのならば、まずはその作品を見てからにしろよ、って一点に集約されるようだけど、ソレだけのことを言うのに費やすコメント回数、手間とか時間とかエネルギーとかが尋常でないというか、なんというか。これ、この方の通常の芸風?そうまでして何を語りたいのか。議論における真摯さとか建設的な意見交換の志向とか、もうぶっちぎっちゃって霧散してる感じ!語り口もいちいちイヤラシく(あ、これは別にエロという意味でヤラシイんではなくて)、なんかね、もうコメント全部に目を通す気が失せるもん。傾聴すべき意見を提示してたとしても、聞く気がしないっつーか、周りのものをなぎ倒しながらごうごうと流れるコメントの濁流を前に、しゅるる〜と気が萎えちゃって。

ま、なかなかに異彩を放つ芸にまみえる機会を持てたと思えばいいか。