記憶・過去・死

過去の損失という点では、パソコンが具合悪くなってリカバリーかけたりすると、それまでのファイルとかデータが消えちゃう、ってな時に漂う寂寥感とかある種の悲しみというのも「パソコンの小さな死」に伴う感情が関係するのかもしれない。記憶が貯蔵されているものとしては、コンピューターなんて可能性として常に死を抱えた存在といえる。使用者とマシン双方の記憶が重なり合う場でもある。