シャーマン・アレクシー

アレクシーに遭遇するまでの歴程は大体上記のような感じ。

ナヴァホやホピの居留地を訪れた知人は、結構金に汚い奴とかいてムカついた、と言ってたが、そういうものかもしれん。こっちがヘンテコな憧れでいっぱいだと特にそうだろう。彼らを見下すのも崇めるのも、正しく見てないってことでは同じ。「インディアン」と皆まとめて一括りに言うことはできない。皆が大地や自然と調和した生き方をしてるわけじゃない。
ってなこと、わかってはいるんだが、自分の中にあるステレオタイプなイメージはなかなかしぶとい。イシのことを知ってからは「思慮深く知恵のある人たち」というイメージが一層強まったようにも感じる。ただイシに限れば、彼の魅力はインディアンだからというより、一人の人間として稀に見るような美しい資質を持っていたということによる部分が大きいと考えるべきか。イシと現代のインディアンを一緒くたに考えること自体、そもそも無理だし。

初アレクシー体験に臨み、そういう諸々のことを整理しておきたかった、というのがこんなにダラダラ書いてる理由。別にフツーに読んでみればいいじゃん、と思ったりもするんだが。harsh truth of the realityの痛さを予想して、どこか身構えてしまうというか、自分の薄っぺらなインディアン像が吹っ飛ばされるのを期待しつつ、恐れてもいるんだろう、いろんなことを。己の卑小さに耐えられるかね。けど笑えるらしいんで、笑って誤魔化せるのが救いだな。
ま、ぐだぐだ言わずにとにかく読め、ってことだ。